LIVE + RALLY PARK.(ライブラリーパーク)

TALK LIVE/八戸のこれから

20181021日、LIVE+RALLY PARK.(ライブラリーパーク)で開催された「North Japan Exhibition3」では東北のキーパーソンによるTALK LIVEが行われました。

今回は、八戸市から加藤陽介さん(鶏8代表)菊池弘一朗さん(トランクバル代表)をお迎えし、ライブラリーパークを企画・運営する豊島聡さん(Sendai Development Commission株式会社)がモデレータとなり、八戸のまちの魅力について語り合いました。

以下、その模様の一部をお届けします。

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豊島:最初に自己紹介をお願いします。

加藤:青森県八戸市で焼鳥屋やってます、加藤です。

菊池:トランクバルというアメリカンバルのお店をやってます、菊池です。

豊島:このライブラリーパークは東北の魅力発見拠点で、東北各地の魅力を仙台で発信しようという場所です。今回このNorth Japan Exhibitionは「界隈」をテーマに展示や出店をしていただいております。「界隈」ってあまり使わない言葉ですけど、いわゆる名所を巡る「観光」ではなくて、もっともっとまちに魅力があるんじゃない?ってことで、まちの面白い人のつながりにフォーカスしようってことなんです。

加藤:すごいいいテーマですよね。

豊島:SUBLOWさんに、おふたりを紹介してもらいました。加藤さんと菊池さんのおふたりは元々のお知り合いですか。

菊池:加藤さんのほうが先に八戸にいて、ぼくはその後から商売を始めたんですけど、基本的に仲良し気質で、BBQに呼んでもらって何回か飲みに行ってるうちにぎゅっと距離が縮まって仲良くなっていった感じですね。

加藤:「八戸に何か新しいことを」みたいなそんな話ばっかりしてて。

菊池:これはぼくらだけじゃなくて他にも先輩方が色々いてのことなんですけど。いろんなワインフェスがあるわけですけど「ぼくらも面白いことを自分たちでやってみたいな」って話になりまして、そのときに行政がちょうど「マチニワ」っていう市民の交流広場みたいな場所を作ってくれたんです。

加藤:今年の9月1日にオープンした施設です。

菊池:それで、9月2日にそこで一番最初のイベントをやらせてもらったんですね。どうしても一発目にやりたくて。市内の飲食店を20店舗くらい集めて「バルフェスinマチニワ」というのをやったんです。

豊島:どうでした?

菊池:最初は不安しかなかったですけど、思ったより全然すごくて。たくさんのお客さんに来てもらって「楽しかった!」って言ってもらって。でもまあぼくら自身が一番楽しんだんですけど。

豊島:お客さんも事業者さんも行政も、三方よしのイベントができた。

「八戸ブックセンター」ができて「はっち」ができて、今回の「マチニワ」ができて、八戸ではポコポコと新しい空間が生まれていますね。役所が新しいスペースを作って、おふたりみたいなプレイヤーがそこで賑わいを作るということが、八戸のまちの強みになり始めている感じですね。

菊池:行政とか観光協会の人たちが場所を作ってくれて、チャンスを与えてくれている感じですね。

豊島:八戸でどんどん面白いことが起きていきそうな。

菊池:ここ5年くらいのうちに、県外で力を蓄えた人が地元で店をオープンしたりっていうのが結構あって、いま新しいことが起こっているという感じがします。「ネオ八戸」みたいになりかけている(笑)。そんな感じがします。

豊島:八戸には、新しいことを始めるマインドがあるんですかね。

菊池:ボコボコ温泉のように沸いてますね。

豊島:仙台だとお店やるにも家賃が高いとか、新しいこと始めるハードルが高かったりしますけど。

加藤:いや、仙台はすごいですよ。やっぱり人がいる!

菊池:ぼくらは共存共栄してるというか。醤油がなくなったから借りに行くみたいなことが本当に今もあって。

豊島:生活のベースに、人との関わりがある。そういうのがぼくらが思うところの「界隈」なんですよね。人との繋がりが強いからこそ面白いことが生まれていく。

菊池:本当にそれが八戸の最大の魅力ですね。どこに行っても必ず仲良くなれるし、次にはもう常連さん感ハンパないし。

豊島:そんな関わり合いの中から、次はこういうことやろうみたいな話が生まれてるんですか?

菊池:答えのない話をめっちゃしてますし。

加藤:まあ話ししても次の日覚えてないなんてこともいっぱいありますけど、今のぼくらの年代が面白いことやって、上の先輩たちも応援してくれるので、今度はそれを下に伝えていくってことをやっているというか。そういう流れはできていると思います。

 

豊島:おふたりが活発に動き続けるモチベーションはどこからくるんですかね?

加藤:ぼくら40代ですけど、もっと上の先輩方を見てると、ぼくらよりもっともっと遊んでるんですよね。本当にすごいくらい。それを見てると、面白くやるしかないというか。

菊池:かっこいい先輩たちがいて、真似はできないけど自分たちのオリジナルって何だろうってナチュラルに考えさせられているんですよね。

菊池:八戸は本当にすごく変化している。みんなが成長しているというか。ぼくらもそうだし、ぼくらより若い世代で起業した子とか、もう分単位で成長している。

豊島:すごい新陳代謝が早いまちなんですね。

菊池:そうですね、早いと思います。

豊島:八戸の規模だからこそ、八戸の人の繋がりがあるからこそ、ですね。

加藤:実はすごい洒落てるまちって感じですね。松島みたいな。

豊島:松島?!

菊池:ちっちゃいまちなんですけど、そこに歩いていけるところに全部あるんですよね。

豊島:お店のあるエリアが?

菊池:徒歩で全部いけちゃうコンパクトな面白さが八戸にはありますよね。そこは仙台にはない楽しみ方かなって感じがしますよね。

豊島:なるほど。観光地っていうとふつうは駅まで行って、レンタカー借りたりシャトルバス乗っていくようなイメージですけど、八戸のまちは駅前に広がっているイメージですか?

加藤:駅から遠いんですよ。

菊池:そこが八戸って不思議なところで、駅からは遠い。中心街っていうのは車でだいたい20分くらい。なので多分新幹線で来て八戸駅に降りたら「なんじゃこりゃ?」ってなりますね。

豊島:ほんとなんもないんですか?

菊池:タクシーの運転手さんに中心街までって言えば大丈夫です。

ケンさん(飛入り):「マチニワ」ってのが出来たのが本当にトピックで。それによってぼくらが表に出る場所ができたって感じがします。八戸の行政はサブカルっぽいことやるので、ぼくらがそこに甘えてさらに生ビールや音楽を楽しむことができるって感じですね。そこが八戸のいいところです。

菊池:本当に「マチニワ」っていう場所は大きい。今まで陽の目を見なかったイベントも、まちのど真ん中でやることでみんな見ることができるし、大人も子供も楽しめたり感じられたりできる場所なんですね。

ケンさん:使い方も意外と自由にやらせてくれるし。市長さんがそういうの好きみたいで、ぼくらがそこでやっててると「やあやあ!」ってきてくれますし。

豊島:3月にもこのライブラリーパークでイベントやったんですけど、そのときのトークイベントに八戸市長さんにもご登壇いただきました。市長ご自身が生活を楽しんでいるようなまちなんですね。

加藤:八戸って漁業のまちで、朝市があるんですけど、そこには3万人も来るんですよ。朝市に行く人が多いから、土曜日にはホテルが取れなくなるくらいです。

豊島:毎週?

加藤:毎週。朝市、面白いですよ。靴が片方しか売ってない店とかありますけどね。

ケンさん:中古車売ってるとこもある。

豊島:カオスな朝市ですね。

加藤:八戸じゃないと味わえない。

豊島:八戸愛をひしひしと感じますね。

さて、これからの八戸について、妄想でいいので「八戸がこうなったらいいな」というのを最後に聞かせてください。

菊池:ぼくらはもともと飲食畑なので、食というツールを使って、いろんなコラボレーションをしていきたいです。そしてそこから新しいものを生みだしたい。実験的にいろんな人と新しいコミュニティーを作って、来てくれる人に評価してもらって、また次に生かしていくってことができれば最高じゃないかな、と思います。

加藤:田舎って、距離がすごい近いんですよね。臨場感っていうのはライブや展覧会にもあるわけですけど、それって飲食店にも通じていると思うんです。距離がすごく近いということを大事にして、面白いことやって楽しんでいきたいし、それを楽しんでくれる人たちが遊びに来てくれればいいなと思います。

豊島:行けば楽しい八戸が待ってる。みなさん、ぜひ八戸へ行きましょう。今日はありがとうございました。